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(略称:竹筬研究会)
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 竹筬研究会の研修は、新しく竹筬作りを希望される正会員の方が3名加わり、現在10名。4月からは月2回のペースで進んでいます。現在は主に筬羽の厚みをそろえるための引く工程、荒引き、2番引き、皮取り、上引きの4工程であるのですが、そのための道具である正直台、その上にセットされている刃物・銑(せん)の調整を、豊田陸雄さんと義雄さんにご教授いただいております。銑は4組の「くさび」を使って、それぞれの工程の目的の厚みに引けるよう固定して引き、鯨2分のゲージマスに決められた枚数が入らないといけないのですが、引く角度によっても武の厚みは変化してしまいます。ですが、これが修得できなければ、次の仕上げ工程や、その先の筬組み工程へは進めません。月2回の限られた研修期間だけでは、経験することに限界があり、今ある道具を参考に、正会員の平野豊さんが刃物を含めた道具類の複製を試作され、陸雄さんの許可のもと発注。これができますと、正会員の方たちは自宅で自前の道具での研修が可能になります。会員の中で今、一番進んでおられる合原厚さんが独自の工夫で数枚の竹筬を組まれ、豊田亨さんに組方の道具やノウハウを研修されており、竹筬の復興に希望が持てつつあります。この6月30日には滋賀県安曇川町の「扇骨」の所へ竹ベラ作りの参考技術を見学に行きます。また、5月には奈良県立民俗博物館大和民俗公園の横山浩子さんより,古代の瓦作りのための麻布作りの際に竹筬を作られた報告が、民俗博物館研究紀要第20号に掲載されました。お送りいただいたその本、「竹筬製作に関する資料と製作の試み」は、われわれの研修にも大変参考になる貴重な資料でした。また、この研究会が組織される以前に中国に強い友人に依頼していた中国の竹筬が、一応、麻用ということなのですが、絹用の羽数までの竹筬もできており、5月のクラフトフェア松本で販売され、完成度の確認のため、木綿用と絹用の試作を発注することにしております。いろいろなところで、いろいろな試みがなされていること、心強い限りです。また、情報の提供もお願いします。
(6月21日紀)


『月刊染織α』(染織と生活社)2004年08月号#281掲載 p.72
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竹筬研究会広報担当:今村(鳥居)
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