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(略称:竹筬研究会)
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ここは、2003年に途絶えてしまった竹筬(タケオサ)の復興と振興をねらいとする日本竹筬技術保存研究会のHPです。

右の【メニュー】より各記事をご覧ください。


★new★
・07/16:【絹通信#55】
・05/09:【絹通信#54】





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平成29年度 研修日程:
  

4月    1日 15日
5月   13日  20日(13日は総会)
6月  3日 17日
7月  1日 15日
8月  5日 19日
9月  2日 16日
10月  7日 21日
11月  4日 18日
12月  2日 16日
1月  6日   20日
2月  3日 17日
3月  3日 17日 

※1/8〜1/14 「名古屋市民ギャラリー栄」にて展示予定



研修場所:岐阜県瑞穂市生津外宮前町1-120

※研修場所は予告無く変更する場合があります。
 初めての方は必ずお問い合わせの上、お越しください。
 
 連絡先



12:55集合、13:00開始


※地図中、赤いマークの場所



大きな地図で見る






最寄り駅:JR「穂積駅」

     岐阜県瑞穂市






岐阜県瑞穂市(旧:穂積町)祖父江の地は、秀吉の建てた墨俣城の跡が近くに見えます。









 29年度の申請総額608万円、内600万円の国庫補助額の内定をいただき、5月の総会も終わり、そこで提案された新たな形での事業で予算申請の組み直しの必要性が生じ、総会後に文化庁の担当の方と大枠の事業内容と予算を話し合い、今その事務を担当窓口の京都府の方と計画変更ということで申請書類の書き直しをして29年度の新事業を始めます。総事業の予算はプラス153万の761万円、153万円は今までの繰越金で賄うことになります。10月ごろ決定される補助額の増額は現時点では0回答もありますが、もし増額決定の場合には再度の事業の組み直しと再申請が必要となります。新項目の一番大きな部分は事務費が5000円x10日x12ヵ月=60万円、研修場借用料と賃料は10000円x12ヵ月=12万円から、(加工使用料21000円+研修使用料19000円+資材保管使用料68000円)x12ヵ月で約129万円、プラス117万円の増額、この2口だけで177万円、繰越金を24万円越えてしまうので、その分、事業内容の縮小や費用の節減努力が必要になります。28年度の事業は会費+補助金で賄えきれず繰越金で補填決済をした年度でした。今年度への繰越金は約400万円、前述2項目の蓄積が間接的な要因と考えます。今年の最新の予算案で事業を遂行いたしますと、補助金額の増額が0の場合、2年少しで繰越金は0になります。赤字会計が続けば、赤字を穴埋めする手段や手当がなければ、事業の継続は不可能になります。今年がその分岐点になる重要な年度で10月の結果と我々の会の運営能力に掛かっていると思います。

 新年度、4名の入会があり、丸竹割りや剥ぎの技術研修が始まりました。前回は木炭製造で選定保存技術保持団体メンバーが岡山から、木炭製造のため森林整備の必要性から、竹林へとお話しが広がり、良質な材料確保のための協力関係が築けそうです。トヨタ自動車の織機の方とは竹筬製作上での機械化の助言をいただけそうです。第一合成(株)さんとは文化財発掘の折の道具「真弧」の共同での開発のお申し出がありました。7月には雑誌「七緒」の取材が入り、竹筬を取り上げていただけそうです。今年度からは若者が主体になって会を運営してくれます。多忙な1年になりそうです。




(2017.06.22 下村輝 記)








 29年度の文化財保存技術保存事業の国宝重要文化財等保存整備費補助金600万円の内定があり、5月の総会を経て今年度の事業を進めていきます。昨年の8月より、選定保存技術の保持団体の指定と若い後継者のための事業の継続と体制作りに必要な補助金の増額を要請し、3月には伝統文化課の担当の方に岐阜に来ていただき、意見交換を得る機会をもてました。

 現時点では指定及び補助金の増額の0回答もあり、10月頃の決定までは今のままの600万円での事業を実施致しますし、0回答なら事業費の変更は生じません。新年度の数字は同じですが、基本的な考え方は若者2人+もう1人の後継者の育成を会のメインの事業として継続可能な体制作りと竹筬の全国の染織家の方たちへの頒布と普及を目指す事業計画で、具体的には今まで会計及び庶務の関さんが無償のボランティア部門を若手の小倉さん担当で、文化財保存技術保存事業費国庫補助要項の非常勤事務員賃金5000x10日x12ヶ月=60万を計上、研修会場の剥ぎや組み加工の使用賃借料10000x36回=36万、研修会の使用賃借料5000x24回=12万、研修会場の資材や道具、機械の保管施設費68000円x12ヶ月=81.6万、竹材の割りと剥ぎ加工費64x15000本=96万、これだけをボランティアの持ち出し分として計算しても285万、その他のもろもろのボランティア持ち出し分を加えますと500〜600万プラスの総事業費1100〜1200万ぐらいの現在の研究会の事業活動と考えました。もちろん0回答や減額での回答の場合はその持ち出し分をどのように対処し、運営して活動していくか、今後の会の課題ですが、どのような回答が来ても今年度がそのターニングポイントだと思います。

 限りある予算会計の中で予算案の見直しや組替も必要になります。予算オーバーの不足分や万一の赤字の場合を補うために賛助金の増加努力や補助金使用の節減努力も必要になります。将来的には普及部の営業活動で利益を得る努力も必要になると思います。技術の習得と継承はもちろんのこと、会計上の運営も考えないといけない時になったと思います。



(2017.04.25 下村輝 記)
















 1月、ザ・クリエーション・オブ・ジャパン(COJ)の絶滅危惧の素材と道具アンケートでのイエローリストが集計され、東京会場と京都会場とのテレビ会議に参加いたしました。素材は動物原料、自然素材、竹、鍛冶、道具加工をタテ軸に、A対処するために情報が必要なもの、B採ってくれる・作ってくれる人がいないなどやってくれる機関や人を探すべきもの、C需要が「品質にこだわる人」に限られている危機、D美術と伝統産業基盤を支える点で明確な危機、E文化財保存の観点で明確な危機(代替品なし)、F絶滅した、提供者が不在、「復刻」が必要なものをヨコ軸にしたリストを基に、3時間、対話と意見交換をいたしました。

 染織関連では蚕種、国産絹糸、真綿、国産手紬糸、つむ、糸綜絖、金糸の色物、草木染(能装束)、染め型紙と切り抜き小刀、日本刺繍手打ち針、小型揚返機、糸巻き用回転芯、竹筬。その他は鯨のひげ、象牙、馬毛、鹿の角、猫革、フナネズミ(蒔絵筆)、羽根(能の道具)、胡粉、螺鈿用具、玳瑁(べっこう)、銘木(特に桑)、竹材(真竹)、研磨墨、研炭、駿河炭、桐炭、国産楮、生漆、木灰、トロロアオイ、ノリウツギ、天草陶石、砥の粉、緑青、本朱、弁柄、美栖紙、刻苧綿、漆刷毛、和銑(わづく)、鋸の目立、漆掻き道具(鉋、箆、鎌)、刷毛用金櫛、空木の釘、和紙政策用具(桁、簀、糸)、歌舞伎用和傘製作技術の他に、まだ未提出のものが多々あると思いますので分野を越えた横の繋がりの大切さを実感いたします。

 私の仕事の染織では糸や道具、用具類、そして参加している竹筬や竹でも、協力できる分野が多くあり、紙漉き用の木灰や用具用の絹糸、竹では和傘の職人さんと連絡を取りました。また竹筬や竹材で連絡が入るかも知れません。平成27年度は京都、28年度は東京、29年度は金沢です。可能な限り参加し、情報交換と交流を持ち、次に繋げたいと思います。



(2017.02.23 下村輝 記)

















 12月東京・六本木で21世紀鷹峯フォーラムが開催、竹筬研究会と本業の下村ねん糸の2ブースで展示参加、ライトニングトークでも竹筬とねん糸で意見発表いたしました。テーマは100年。日本全国でこの課題解決に向け努力する「ひと」、良い取り組みを推進する「機関」、次世代に伝えたい「ほんもの」素材の紹介で、主催は一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン(COJ)+100年後の工芸のために普及啓発実行委員会+オールジャパン工芸連携京都/東京/金沢実行委員会。

 対話式のブースが約15店、各コーナーは近い将来に枯渇が懸念される工芸素材や道具(用具)、すなわち絶滅危惧の素材と道具を紹介し、日本全国で連携して取り組むべきこと、将来を拓く実際の手だてを考え、活動されている方の活動をひろめ促進するプロジェクトの一環で、出店は群青、本朱、胡粉。木桶。国産コットン・伯州綿。日本刺繍針。国産漆の漆掻き職人。漆精製。漆刷毛。研磨炭。日本の漆と漆器等の展示と交流と情報交換の場になりました。

 各プロジェクトの紹介と発表では動物由来の素材活用の連携で獣の皮、特に鹿皮で「墨」と「膠」。ほんものの顔料として天然顔料。つくる道具として織物に欠かせない機の一部品・竹筬。「歴史を絶やさないために」新たな取り組みとして、友禅や絞り染の下絵用のあおばな紙作り等が19時過ぎまで続きました。

 COJでは絶滅危惧の素材を残す未来の姿として、無理のない形で素材と道具が残り、つくり手が100年後も使うことができる仕組み作りを目指して活動、500人のスペシャリストの名簿作成、工芸素材・道具のレッドリストの作成とネットワーク作りされており情報収集やアンケートを実施され、竹筬研究会も協力し情報交換していきたいと思います。お問い合わせは私か直接COJ(tel:03-3573-3339)に。

 竹筬にも問題が多く、竹材が今一番の課題、将来は膠、芯竹、木綿の編み糸、編み糸は筬羽の厚みにより、何種類もの太さを張りよりで撚糸し、和楽器の弦や和紙を漉く折の簾を編む絹糸と同じ、撚糸業界では一番先になくなるより方で、染織業界の分業の中の糸商の下請の世界ですから、業界に身をおく私も実情がつかめない世界です。だれが、どこでねん糸した糸、名前や職人さんの年齢は、13年前の竹筬羽と同様、ある日突然その製造が止まり、全国の竹筬屋(組み屋)さんは廃業。竹筬ではなくてはならない染織産地は竹筬の再生産ができなければ竹筬屋さんと同様の道を辿ることになります。そうならないためにも竹筬研究会は研修を重ねますし、今回のプロジェクトも大切だと思い参加いたしました。



(2016.12.21 下村輝 記)



 11月の横浜・シルク博物館での第13回「試作竹筬と織布展」では、喜如嘉の芭蕉布、久留米絣、久米島紬、宮古上布、小千谷縮などの重要無形文化財に指定された保持団体や保持者(人間国宝)、日本工芸会などで活躍されている方々の作品を約40点展示でき、技術的にはほぼ習得できているのではと思っておりますが、さらに研修と実績を重ねて、最終の確認は大島紬産地での試験で合格がいただければ、竹筬の製作技術の面ではその保存と伝承ができたと考えます。

 大島紬はタテ・ヨコの点で模様を表現する十字絣もしくはT字絣、使用する竹筬は女物で15.5ヨミ、着尺幅約40cmで1240本のタテ糸が通ります。一般の産地の竹筬なら1300か1400の薄羽の筬羽で組みますが、大島紬だけは1200以下の厚羽で組み、天地も一般が8cmのところ7.5cmと低く、筬羽の焼き具合も赤焼きではなく、黒染め糸使用が主流ですので白焼きです。精密な絣合わせを第一に考えて、竹筬作りをしなくてはならない織物産地で、来年度は大島紬の竹筬をめざし、奄美での竹筬調査を実施したいと思います。技術的には、ほぼクリアーなのですが、最大の問題点は良質な筬羽に適した竹材の入手です。

 10月でご報告した通り、別府の2店の竹財は期待以下、宮崎の竹材も、その後、会員が試験した結果、期待以下でした。孟宗の竹林は筍のために整備されますが、真竹の整備林はほとんど存在せず、荒れた竹林からの切り出しが主で、真竹の4年物、径がほぼ同一で、切る時期は一番虫に食われにくい11月から、竹筬用に同質の割れにくい竹を約100本となると、現状の竹工芸用の竹材の世界では、今までの結果から、まだ1軒も満足できた竹材はありません。初期の福岡の竹材店の職人さんがご高齢の方で、筬羽の竹材を知っておられ、加工もしておられた最後の方だったかもしれません。他の竹材店では、竹筬用の竹など、まったくご存知ではなく、竹ベラ資料を提示して加工依頼するのですが、加工でさえ未だ満足な結果は得られておらず、質は会員が試験をして評価を出しておりますが、質も未だ満足な結果は得られておりません。研究会では、竹筬製作の折、竹材の悪い分、チェックを厳しくして、割れなどの問題が生じないよう注意して製作しています。これからも、竹材探しが研究会の最大の課題です。皆様の竹材の情報をよろしくお願いいたします。



(2016.10.24 下村輝 記)



※12/6:記事内の文章を一部改変いたしました。






第13回「試作竹筬と織布展」
のご案内


2016年 11月8日(火)〜12日(土)
9:30〜17:00

シルク博物館
にて
http://www.silkcenter-kbkk.jp/museum/
神奈川県横浜市中区山下町1番地

要入館料
申し込み不要




★試作竹筬とは★
問題がないか試織をして、5反以上の製織で大丈夫なら、竹筬もOKと言え、技術の確認をし、研修し、製作しています。
今は無償で提供し、織りの結果と織布を提供していただき、竹筬展を開催、竹筬の今をご覧いただいています。
現在、会では修理はしていますが頒布は未だです。
(2016.10.20)





■試作竹筬と絣用絵台筬による資料と織布の出展予定者


・佐々木苑子(絵絣紬・東京都・絵台筬)
・山藍・山村省二(久留米絣・福岡県広川町・絵台筬)
・喜女嘉芭蕉布事業協同組合(沖縄県大宜味村)
・那覇伝統織物事業協同組合(那覇市)
・久米島紬事業協同組合(沖縄県久米島町)
・新垣幸子(八重山上布・沖縄県石垣島市)
・慶田盛英子(沖縄県竹富町小浜島)
・大盛キヨ(沖縄県竹富町小浜島)
・神樹工房:神里佐千子(宮古上布・宮古島市)
・宮古上布工房・愛風:洲鎌ツル(宮古島市)
・小島秀子(絹織物・松戸市)
・上原美智子(絹織物・沖縄県南風原町)
・大城廣四郎織物工房:大城一夫(沖縄県南風原町)
・遊生染織工房:築城則子(小倉織・北九州市)
・甲木工房:甲木恵都子(絹織物・福岡県那珂川町)
・大和恵子(小倉織・北九州市)
・松枝哲哉・小夜子工房(久留米絣・久留米市)
・広瀬絣工房:永田佳子(島根県安来市)
・丹波布伝承館(兵庫県丹波市)
・都機工房:志村ふくみ・志村洋子(京都市)
・原千絵(絹織物・岐阜県郡上市)
・ゆうづる会(松阪木綿・三重県松阪市)
・佐野節子(美濃縞木綿・岐阜県羽島市)
・萩野光代(尾張木綿伝承会・愛知県日進市)
・間瀬邦子(絹織物・愛知県豊田市)
・小熊素子(絹織物・東京都)
・小室正子(木綿織物・水戸市)
・マイテ タンギー他(フランス)
・鈴木良子(木綿織物・愛知県一宮市)
・小林佐智子(木綿織物・愛知県武豊町)
・宗廣佳子(絹織物・長野県東御市)
・光佳染織:横内佳代子(絹織物・長野県松本市)
・おぢや縮工房しみず:清水勇次(新潟県小千谷市)
・宗広尚子(あしがら紬・神奈川県南足柄市)
・大髙美由紀(絹織物・神奈川県南足柄市)
・浅沼米子(黄八丈・東京都八丈島)
・山田春子(川越唐桟・埼玉県川越市)
・唐仁原ますみ(川越唐桟・さいたま市)
・手織工房・和:磯緋佐子(絹織物・名古屋市)

会員作品 約10点


■会員製作の竹筬の展示


■竹筬製作工程と道具及び資料竹筬の展示


■筬羽引き体験


■手持ち竹筬の診断
 ☆会場に竹筬をご持参ください☆ 
 会員が古い竹筬の診断を行います




※1
11月13日(日)は下村ねん糸(竹筬研究会下村会長)の講習(11:30〜12:00)とワークショップ(13:30〜16:00)を実施


※2
同館で「第24回全国染織作品展」を10月8日〜11月13日で開催中です
入選作品(約70点)をご覧いただけます



主催:日本竹筬技術保存研究会(竹筬研究会)
後援:シルク博物館
お問い合わせ:090-3868-2157(会長 下村)





 試験用に依頼していた別府の竹が二店より入荷、A店には青竹で16mm幅割りで、2.5〜3mm厚のヘギ竹ベラです。加工結果はだめでした。ヘギ加工は機械で、入り部分は安定、しかし出は不安定、一番だめなのは竹ベラに縦割れが入っているのが半分あり、竹材として安心して使用できません。縦割れの原因は鉄製ローラーそのものか圧力の掛け過ぎかでしょうが、竹カゴ製作の方が竹筬の原料16mm幅の竹材を竹製ローラーのヘギ機に通したことが結果的に無理だったこと。加えて、青竹ではカビの問題があり、以前のように網代に組み長良川の堤防に1ヶ月間、自然乾燥することは実質的に無理と言えます。価格も以前に比べ6.5倍、これほど支払っても良質な竹材が入らない現実があります。

 B店には白竹(ソーダ類で湯炊き後、天日乾燥)と炭化竹(人工的に竹を固定し安定した状態に)、どちらも半割りの8mm幅でほぼ荒引きの厚さ1.5mm弱までに加工依頼、幅取りの精度は良。しかし厚みの精度は白竹では1.5mmの半分のものもあり、炭化竹も25%薄いものがあり、期待以下の精度でした。原料とはいえ、竹筬の筬羽の精度2/100と竹カゴの竹ひご作りの職人さんとの精度の違いを感じております。結果的には、青竹、白竹、炭化竹では白竹が現実的、ヘギ加工やさらなる加工を竹カゴ職人さんに依頼した結果は不満足で、研究会の購入し調整した割りとヘギ機械による加工が最良です。

 その後、出会えた宮崎の竹材から竹製品までの竹工芸店より、白竹のヘギなしの16mm割りの竹材3000本試験送付してもらいました。最初のサンプルは手割りでしたが、今回は菊割り器を使用、16mm幅は多少不安定ですが、研修場のゴムローラー式のヘギ機でヘギ加工し、割れにくさを含めた竹材試験をし、より良い竹材に出会いたいと思います。価格は白竹ではありますが、割りのみでヘギ加工なしで約1.7倍。以前、福岡の竹材店から来ていた竹材1本10円という価格は、その前の竹切りし加工していた職人さんの収入では若い人の仕事としては成立せず、後継者が0というのも理解できます。別府の竹も加工は不満足でしたが、竹材試験はしたいと思いますので宮崎同様16mm幅の割竹のみで送付してもらいヘギ加工しようと思います。



(2016.8.22 下村輝 記)

第13回「試作竹筬と織布展」は11月8日(火)〜12日(土)まで9:30〜17:00で横浜のシルク博物館で実施します。



翌日の13日(日)は下村ねん糸のレクチャー、午前と午後の部を実施いたします。




 6月号でも述べました補助金の資金は借入金、有志出資金など、いろいろと考えられ、理事、会員の意見を聞いておりますが、今の補助金600万円、その保証や担保と具体的なことで責任をどう取るのかというと結論がでません。銀行の資金借入にも相談し検討していただきましたが、以前は補助金の内定書を担保に借入可能だったようですが、現在は諸事情で廃止、府県レベルで利息の補助制度があり、利払いの心配は少ないのですが、問題は毎月の均等払い、600万円なら毎月50万円+利息分を1年間で返済するのが原則、補助金の入金が年度終りの最終決算報告後、証認された4月に入金、毎月の支払いは売り上げや自己資金がないと無理、今の研究会では資金運営上利用できない制度です。交渉して入金後の一括返済が可能としても、次年度の資金もずぐ借り入れての事業になり、現状である限り、ずっと借りっぱなしで利払いを続けることになります。これを事業として独立し成立させるためには自己資金を蓄積し会の体力をつけるか、資本金、出資金を募り、事業で利益が出れば配当や利払いし、さらに残れば受けた補助金で支払われた対価から少しずつ貯め、自己資金として自由に使えるお金を補助金が入るまでの支払金としていけるよう事業の中で努力していかないと会としても事業者としても自立することは大変だと思います。

 では今まではどのように資金問題を処理してきたかといいますと、大量である会長及び会計が保証を含めて最終の責任をとる、したがって今までの運営上、一番重要で大切なことは、当たり前のことなのですが国の監査時に否認されない事業内容と支払いや収入を説明し納得してもらえる内容であることです。選定保存技術の保持団体の認定が受けられますと、今までの補助金+会費の事業で利益や自己資金を考えなくても良い研究会から販売益や自己資本の持てる団体として営業活動を含め、すくなくとも赤字にならない事業として補助金も含めた事業活動でないと会そのものが維持できなくなります。赤字が出ればだれが補填するの自己資本や自己資金を持たない会が自立するためには会員の善意やボランティアや持ち出しだけでは成立しなくなると思います。会として事業として努力は必要おですし、その分を含めて新しい補助金のあり方を交渉し、後継者が育ち、竹筬の復活を目指したいと思います。




(2016.4.15 下村輝 記)

第13回竹筬展は11月8日(火)〜12日(土)まで横浜のシルク博物館で実施します。
翌日の13日(日)は下村ねん糸のレクチャー、午前と午後の部を実施いたします。




 竹筬研究会も13年目、今年度は無理なのですが、29年度には国の選定保存技術の保持団体の認定を受けるため、3月末に担当の方に説明絵を受け、今年度から準備を始めます。第一の課題は資金、2003年〜2011年9月までは芸術文化振興基金助成事業の助成金+会員の会費、その後は国の国宝重要文化財等保存整備補助金600万円+会費で研修事業を実施してきました。前年度末の3月に本年度の計画書を出し、内定を受け、事業を実施、年度末の3月の結果報告書を提出し承認後、次年度の4月に入金。したがって当年の資金は、借入金、有志出資金、自己資金など、その資金を書く支払い後、4月の入金を持って返済は終わります。しかし補助金を受ける限り、次年度の資金もまた必要で借入金なら保証人と担保、利息や年約14%の延滞利子のリスクがあり、ずっと借りっぱなしで利息支払いが続きます。有志出資金の場合も監査時、会の事業内容を会計的に否認された時、支払い済みの資金は誰の保証で担保するのか、出資金も借入金同様、有利子、無利子は別にしても、ずっと借りっぱなし状況が続きます。これらを担保する責任は竹筬研究会、実務的には役員や会員なのでしょうが、補助金が今以下か以上なのか、認定も含めて今後のことなのですが、誰が担保し保証するのかの問題は変わりません。補助金があるから竹筬研究会の事業が成立していますが、資金0の会が始めるには解決すべき問題が多い制度でもあります。補助金は年度内に使い切り余剰金を出すことは出来ません。会員の得た研修費をボランティア精神で賛助を得て会費処理することは可能かもしれませんが本質ではなく、保持団体の認定後、他のプロ職人団体と同様の補助金および竹筬販売と修理で営業を続け、資金蓄積を考えていくことになると思います。竹筬製作販売の日本竹筬工業が14年前に解散せざるを得なかった状況はたとえ補助金ありでも、若者を育て竹筬製作販売し仕事として続けていくことは容易ではなく、資金、場所、会計や事務、竹材仕入や竹筬販売の流通など、問題は多々ですが、知恵を出し合い一つ一つ解決し、竹筬復活を実現したいと思います。皆様のご意見、ご助言、賛助、情報をよろしくお願いいたします。


(2016.4.15 下村輝 記)


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竹筬研究会広報担当:今村(鳥居)
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