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(略称:竹筬研究会)
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ここは、2003年に途絶えてしまった竹筬(タケオサ)の復興と振興をねらいとする日本竹筬技術保存研究会のHPです。

右の【メニュー】より各記事をご覧ください。


★new★
・1/15:【絹通信#58】
・12/29:【栄展のお知らせ】
・11/17:【絹通信#57】






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平成29年度 研修日程:
  

4月    1日 15日
5月   13日  20日(13日は総会)
6月  3日 17日
7月  1日 15日
8月  5日 19日
9月  2日 16日
10月  7日 21日
11月  4日 18日
12月  2日 16日
1月  6日   20日
2月  3日 17日
3月  3日 17日 

※1/8〜1/14 「名古屋市民ギャラリー栄」にて展示予定



研修場所:岐阜県瑞穂市生津外宮前町1-120

※研修場所は予告無く変更する場合があります。
 初めての方は必ずお問い合わせの上、お越しください。
 
 連絡先



12:55集合、13:00開始


※地図中、赤いマークの場所



大きな地図で見る






最寄り駅:JR「穂積駅」

     岐阜県瑞穂市






岐阜県瑞穂市(旧:穂積町)祖父江の地は、秀吉の建てた墨俣城の跡が近くに見えます。







 29年7月に「竹筬製作」が選定保存技術に選定され、竹筬研究会がその保存団体の認定を受けました。9月には国宝重要文化財等保存整備費補助金が380万円増額され、総額は980万円になりました。今まで会員のボランティアや持ち出し分を計算して折衝した結果、決定いただいたもので、具体的には事務費、年間約70万円、研修会場の使用料や材料、道具機械額の保管施設費130万円、人のために竹筬羽を引く会員の自宅研修費3人で約100万円弱、今までは各染織生産地の筬屋さんが担当していた部門がここ15年で0。今後は当会員が各産地の糸使いや筬の現況を知って竹筬製作するための各産地の調査費50万円、竹筬復活と頒布のためのより一層の試作竹筬製作に約50万円プラスで合計380万円の増額です。

 980万円は大きな仕事ができる金額ではありますが、逆の心配も大きなものになります。補助金980万円はその仕組み上、その年度が終わった(3月末)翌月の4月に入金されます。年度始め(4月)から年度末(翌年3月)の1年間の支払いや運営費は会が立て替えての支払い、980万円の資金をどう手当てするかは大きな問題で、銀行にも相談し、以前は内定通知書が担保で借入れも可能でしたが現在は無理、担保と保証人で借入れは可能でしょうが、誰がの問題と利払いが生じます。月払いや半年の元金均等割賦償還は月々の収入のない現状の会では不可能です。年度が終わり4月に入金があり、それで一括償還できても、同月に新年度の事業が始まり、資金が必要で、また借入れが必要になり、会の自己資金を確保しない限り、利払いがずっと続く事になります。980万円を月2%で計算して、年19万円の利息、年会費5千円38人分になりますし、元金の支払い延滞利子は10%以上で、どれも運営上、会にとって厳しく大きな数字です。

 そんな補助金の矛盾を抱えながら14年間やってきましたが、増額決定の9月からは徐々にではありますが、誰でも運営ができる会、とくに小嶋さんや小倉さんが運営していける体制作りに力を入れております。今までのボランティアや持ち出し分を会の仕事として対価を払い、その中から各自が会の出資金的な資金を蓄積できれば理想ですし、将来的には会自身の営業活動で資金蓄積ができれば、より会の力も付きますが、営業活動は赤字の営業リスクも生じますので、会の今後の大きな課題です。竹筬を製作する事は基本で一番大事な事ですが、それを製作する会をどのような方向で研修し、後継者を育成し、頒布に繋げるか、会の運営が重要になりますし、今回の増額はその部門を充実し、竹筬復活と染織産地への竹筬での貢献を期待されての決定と思っています。



(2017.12.22 下村輝 記)









【 第14回 試作竹筬と織布展 】




・開催日:2018年1月9日(火)〜14日(日)

・時間 :09:30〜18:00(最終日は17:00まで)

・場所 :名古屋市民ギャラリー栄 7階 第3展示室

      名古屋市中区栄4丁目1-8  中区役所朝日生命共同ビル                  052-265-0461          
      ★入場無料



・展示内容:

     会員による筬羽作り実演と解説 10:00〜11:00、13:00〜14:00
     ★筬引き体験(実演時間中)お気軽にご参加ください 
     会員が制作した筬、それらを使って織られた布
     ビデオ上映…旧日本竹筬工業(株)の竹筬製造、筬作り研修など



・試作竹筬による織布の出展者(試作竹筬提供者):

     今までに試作竹筬を提供し、試織していただいた皆様その方たちの中で織布を提供していただいた方や、作品をご提供いただいた方の染織品を展示することで竹筬と研究会の現状と未来をお知らせできればと存じます。なお、今回からは織布や作品が50点以上になると予想され、展示スペース上、会期の途中で展示品の入れ替えがあります事をご了承願います。2017.12.16

   新垣幸子(八重山上布・沖縄県石垣市)
   慶田盛英子(沖縄県竹富町小浜島)
   大盛キヨ(沖縄県竹富町小浜島)
   花城キミ(沖縄県竹富町小浜島)
   宮古上布工房:愛風:洲鎌ツル(宮古島市)
   石垣市織物事業協同組合(八重山上布・沖縄県石垣市)
   たわた工房:多和田淑子(首里織・那覇市)
   後藤順子(苧麻織物・大阪府茨木市)
   神樹工房:神里佐千子(宮古上布・宮古島市)
   上原美智子(絹織物・沖縄県南風原町)
   大城廣四郎織物工場:大城一夫(琉球絣・沖縄県南風原町)
   遊生染織工房:都築則子(小倉織・北九州市)
   甲木工房:甲木恵都子(絹織物・福岡県那珂川町)
   大和恵子(小倉織・北九州市)
   松枝哲哉・小夜子工房(久留米絣・久留米市)
   広瀬絣工房:永田佳子(島根県安来市)
   丹波布伝承館(兵庫県丹波市)
   都機工房:志村ふくみ・志村洋子(京都府)
   原千絵(絹織物・岐阜県郡上市)
   ゆうづる会(松阪木綿・三重県松阪市)
   佐野節子(美濃縞木綿・岐阜県羽島市)
   荻野光代(尾張木綿伝承会・愛知県日進市)
   間瀬邦子(絹織物・愛知県豊田市)
   沖縄県立首里高等学校・染織デザイン科(那覇市)
   工房ゆみはま:田中博文(鳥取県境港市)
   綴織技術保存会・奏絲綴苑:平野喜久夫(京都市西陣)
   手織りの仲間さくら:岩井豊子(千葉県佐倉市)
   岩間利夫(藤織り・京都市西陣)
   土川千賀(愛知県一宮市)
   菰田眞理子(愛知県田原市)
   薦田綾子(山梨県北杜市)
   永井泉(長野県松本市)
   森有季野(岐阜県笠松町)
   佐伯恵(東京都)
   小谷るみ(別府市)
   木谷萌子(綴織り・大阪府島本町)
   佐々木苑子(絵絣紬・東京都・絵台筬)
   山藍:山村省二(久留米絣・福岡県広川町・絵台筬)
   喜如嘉芭蕉布事業協同組合(沖縄県大宜味村)
   那覇伝統織物事業協同組合(那覇市)
   久米島紬事業協同組合(沖縄県久米島町)
   紅路工房:石垣昭子(沖縄県竹富町西表島)
   森山絣工房:森山哲浩(久留米絣・福岡県広川町)
   蕪の森スタジオ:眞木香(絹織物・山梨県北杜市)
   小熊素子(絹織物・東京都)
   小室正子(木綿織物・水戸市)
   マイテ タンギー他(フランス)
   鈴木良子(木綿織物・愛知県一宮市)
   小林佐智子(木綿織物・愛知県武豊町)
   宗廣佳子(絹織物・長野県東御市)
   光佳染織:横内佳代子(絹織物・長野県松本市)
   おぢや縮工房しみず:清水勇次(新潟県小千谷市)
   宗広尚子(あしがら紬・神奈川県南足柄市)
   大髙美由紀(絹織物・神奈川県南足柄市)
   浅沼米子(黄八丈・東京都八丈島)
   山田春子(川越唐桟・埼玉県川越市)
   唐仁原ますみ(川越唐桟・さいたま市)
   手織り工房・和:磯緋佐子(絹織物・名古屋市)
   宮古織物事業協同組合(宮古上布・宮古島市)
   博多織ディベロップメントカレッジ(福岡市)
   美ら島財団(復元宮古上布・那覇市)
   志賀松和子(絹織物・京都府和束町)
   小峰和子(木綿織物・埼玉県狭山市)
   神吉さちこ(真田織り・兵庫県芦屋市)
   小山清實(手機場・愛知県蒲郡市)
   繁藤道子(茨城県小美玉市)
   石塚美枝子(さいたま市)
   早﨑裕子(岐阜県神戸町)
   森實美千子(絹織物・室蘭市)
   宮本里子(木綿織物・茨城県土浦市)
   西筋ヒデ(沖縄県多良間村)
   小島秀子(絹織物・千葉県松戸市)
   



・主催:

    日本竹筬技術保存研究会(竹筬研究会)
    ※日本竹筬技術保存研究会は平成29年10月に選定保存技術「竹筬製作」の
     保存団体に認定されました



・お問い合わせ:090-3868-2157(会長:下村)













 10月23日に平成29年度重要無形文化財保持者及び選定保存技術保持者等認定書交付式・懇親会がANAインターコンチネンタルホテル東京で開催、竹筬研究会も選定保存技術「竹筬製作」の保存団体として認定され、会員の小嶋、小倉、下村が出席、認定書の交付を受け、その後の懇親会で重要無形文化財保持者(人間国宝)の皆様、重要無形文化財保持団体の皆様、選定保存技術保持者の皆様との交流を深めたいと存じます。その前日の22日には東京音世田谷区の民家園で竹筬の調査をし、竹筬製作の要望に応えたいと思います。23日の交付式後は八王子市の第一合成株式会社の文化財事業部門の方と考古学の遺跡発掘の折に使用する道具、真弧に使用する竹筬羽に関する意見交換をいたします、すでに研修では第一合成の社員さんを受け入れていますし、研究会として企業とどのように協力・交流し、あるいは商業としてかかわるか、今後の研究会の大きなテーマです。

 さて昨年より研究会として要望しておりました選定保存技術の選定と保存団体の認定、そして29年度国宝重要文化財等保存整備費補助金の増額、前者は7月21日付で国の文化審議会が文部科学大臣へ答申していただき、7月22日の新聞発表、10月23日の認定書交付式で社会的にも竹筬研究会が選定保存技術の保存団体として認められました。後者の補助金増額の要望も国や京都府の方と折衝した結果、9月15日付で29年度計画変更承認申請書という形で提出。変更理由は後継者育成の継続可能な体制作りと竹筬普及事業の拡大、記録作成事業の充実で増額要望国庫補助金の額は380万円の増額の計画内容で、今までの補助金600万円と増額分380万円、総額980万円で決定しています。

 29年度もあと半年弱、今年度の総事業費は1046万円、内補助金額は980万円、残りの負担金は約66万円。これは会費と繰越金で賄う事になります。まだ今年度は名古屋での竹筬展や奄美大島での竹筬調査がありますが、年度途中での380万円の大きな増額は、この10月からは大変忙しい約半年の活動になります。今回の認定と増額は今までの竹筬研究会の活動評価でもありますが、将来における大きな期待でもあり、技術伝承、後継者育成、竹筬普及等を確実に進めていきたいと思います。

 竹筬研究会の研修は、原則月2回(第1と第3土曜日)13時〜17時頃まで、岐阜県瑞穂市生津外宮前町1の120(JR穂積駅徒歩約15分)で実施、見学、体験大歓迎です。染織や竹筬及び染織道具に関する情報交換の場になればと思います。
下村携帯 090-3868-2157





(2017.10.20 下村輝 記)
(株)プレジデント社  

【七緒】

秋号(vol.51) 2017年9月7日発売

田中敦子の染め織りペディア(1)新連載 「筬」って何?

http://www.president.co.jp/nanaoh/new/





筬のこと、竹筬研究会のことをご紹介いただきました!













 8月号(「絹通信#55」)でお知らせいたしました29年度の総事業費761万円の大幅見直しの予算原案は最終の京都府の担当の方の指導を受け、あとは書面提出し、承認を受け、事業が実施できる直前です。提出書面の考え方は若い後継者が研修と技術習得でき、自立できる体制作りと他の方のための竹筬制作を特に筬羽引きをしてくれる3人に自宅での研修手当を出し、安定的に筬羽供給できるように重点的に予算配分する事業計画で、先にお知らせした事務費と研修会場費に加えて、①自宅研修費の計上。②竹筬使用実験依託費の見直し。以前は試作竹筬を提供し、試織していただき、評価と織布の竹筬展への出展で、その謝礼で1人5000円をお渡ししたり、特定の方の重点的な試織依託費をお支払いしていたのですが、今年度は0円。実務的な竹筬制作の応援者、協力者というお互いの関係で、支払うのではなく、研究会を賛助していただき、その賛助会費を若者や後継者育成に使用して、研究会の活動を維持し発展さす方向転換の年度と考えております。

 昨年8月より、その方向で要望活動しておりましたが、その結果を一つ出していただけました。7月22日付の新聞発表の通り、7月21日に文化審議会で文化財保存のための選定保存技術の保存団体に竹筬製作の私達、日本竹筬技術保存研究会(通称:竹筬研究会)を認定するよう答申があり、今後は社会的にも認められた研究会として研修を重ね活動していかないといけないと思います。

 2003年に結成した竹筬研究会も14年目に入ります。その間に技術をお教えいただいた日本竹筬工業の職人さん、豊田陸雄さん、豊田亨さん、豊田義雄さん全員故人になられ、もう技術を直接伝授しお話しいただける方はおられません。平野さん、合原さん、今里さん、森田さん、角浦さん、森さん、西尾さんと引き継いできた技術は、現在の会員に引き継がれ、今の会の活動に繋がり、今回の保存団体認定に繋がったと思います。それを次の若者へ繋げるのが今後の研究会の役割だと思っております。今年度は、新入会の方が5名あり、研修内容も若者が考え運営してくれ、良い雰囲気で活動できています。竹筬や染織に興味のある方は、ぜひ、岐阜県の瑞穂市生津外宮前町1の120の研修場へお越し下さい。見学者大歓迎で、いろいろと情報交換できればと思います。研修会は原則月2回(第1と第3土曜)上記の研修場で、昼食後、13時から17時頃まで実施しています。




(2017.08.22 下村輝 記)


















 平成29年7月21日に文化庁による「選定保存技術の選定及び保持者の認定等について」の答申があり、「選定保存技術の選定及び保存団体の認定」の項目で竹筬研究会が選取されました。
 9月に官報で告示し、決定されます。



文化庁HP:「選定保存技術の選定及び保持者の認定等について」
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2017072106.html


答申の内容やその解説・参考情報等を掲載している別紙(PDF形式)
※竹筬研究会についてはp.3, p.14, p.15
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2017072106.pdf













 29年度の申請総額608万円、内600万円の国庫補助額の内定をいただき、5月の総会も終わり、そこで提案された新たな形での事業で予算申請の組み直しの必要性が生じ、総会後に文化庁の担当の方と大枠の事業内容と予算を話し合い、今その事務を担当窓口の京都府の方と計画変更ということで申請書類の書き直しをして29年度の新事業を始めます。総事業の予算はプラス153万の761万円、153万円は今までの繰越金で賄うことになります。10月ごろ決定される補助額の増額は現時点では0回答もありますが、もし増額決定の場合には再度の事業の組み直しと再申請が必要となります。新項目の一番大きな部分は事務費が5000円x10日x12ヵ月=60万円、研修場借用料と賃料は10000円x12ヵ月=12万円から、(加工使用料21000円+研修使用料19000円+資材保管使用料68000円)x12ヵ月で約129万円、プラス117万円の増額、この2口だけで177万円、繰越金を24万円越えてしまうので、その分、事業内容の縮小や費用の節減努力が必要になります。28年度の事業は会費+補助金で賄えきれず繰越金で補填決済をした年度でした。今年度への繰越金は約400万円、前述2項目の蓄積が間接的な要因と考えます。今年の最新の予算案で事業を遂行いたしますと、補助金額の増額が0の場合、2年少しで繰越金は0になります。赤字会計が続けば、赤字を穴埋めする手段や手当がなければ、事業の継続は不可能になります。今年がその分岐点になる重要な年度で10月の結果と我々の会の運営能力に掛かっていると思います。

 新年度、4名の入会があり、丸竹割りや剥ぎの技術研修が始まりました。前回は木炭製造で選定保存技術保持団体メンバーが岡山から、木炭製造のため森林整備の必要性から、竹林へとお話しが広がり、良質な材料確保のための協力関係が築けそうです。トヨタ自動車の織機の方とは竹筬製作上での機械化の助言をいただけそうです。第一合成(株)さんとは文化財発掘の折の道具「真弧」の共同での開発のお申し出がありました。7月には雑誌「七緒」の取材が入り、竹筬を取り上げていただけそうです。今年度からは若者が主体になって会を運営してくれます。多忙な1年になりそうです。




(2017.06.22 下村輝 記)








 29年度の文化財保存技術保存事業の国宝重要文化財等保存整備費補助金600万円の内定があり、5月の総会を経て今年度の事業を進めていきます。昨年の8月より、選定保存技術の保持団体の指定と若い後継者のための事業の継続と体制作りに必要な補助金の増額を要請し、3月には伝統文化課の担当の方に岐阜に来ていただき、意見交換を得る機会をもてました。

 現時点では指定及び補助金の増額の0回答もあり、10月頃の決定までは今のままの600万円での事業を実施致しますし、0回答なら事業費の変更は生じません。新年度の数字は同じですが、基本的な考え方は若者2人+もう1人の後継者の育成を会のメインの事業として継続可能な体制作りと竹筬の全国の染織家の方たちへの頒布と普及を目指す事業計画で、具体的には今まで会計及び庶務の関さんが無償のボランティア部門を若手の小倉さん担当で、文化財保存技術保存事業費国庫補助要項の非常勤事務員賃金5000x10日x12ヶ月=60万を計上、研修会場の剥ぎや組み加工の使用賃借料10000x36回=36万、研修会の使用賃借料5000x24回=12万、研修会場の資材や道具、機械の保管施設費68000円x12ヶ月=81.6万、竹材の割りと剥ぎ加工費64x15000本=96万、これだけをボランティアの持ち出し分として計算しても285万、その他のもろもろのボランティア持ち出し分を加えますと500〜600万プラスの総事業費1100〜1200万ぐらいの現在の研究会の事業活動と考えました。もちろん0回答や減額での回答の場合はその持ち出し分をどのように対処し、運営して活動していくか、今後の会の課題ですが、どのような回答が来ても今年度がそのターニングポイントだと思います。

 限りある予算会計の中で予算案の見直しや組替も必要になります。予算オーバーの不足分や万一の赤字の場合を補うために賛助金の増加努力や補助金使用の節減努力も必要になります。将来的には普及部の営業活動で利益を得る努力も必要になると思います。技術の習得と継承はもちろんのこと、会計上の運営も考えないといけない時になったと思います。



(2017.04.25 下村輝 記)
















 1月、ザ・クリエーション・オブ・ジャパン(COJ)の絶滅危惧の素材と道具アンケートでのイエローリストが集計され、東京会場と京都会場とのテレビ会議に参加いたしました。素材は動物原料、自然素材、竹、鍛冶、道具加工をタテ軸に、A対処するために情報が必要なもの、B採ってくれる・作ってくれる人がいないなどやってくれる機関や人を探すべきもの、C需要が「品質にこだわる人」に限られている危機、D美術と伝統産業基盤を支える点で明確な危機、E文化財保存の観点で明確な危機(代替品なし)、F絶滅した、提供者が不在、「復刻」が必要なものをヨコ軸にしたリストを基に、3時間、対話と意見交換をいたしました。

 染織関連では蚕種、国産絹糸、真綿、国産手紬糸、つむ、糸綜絖、金糸の色物、草木染(能装束)、染め型紙と切り抜き小刀、日本刺繍手打ち針、小型揚返機、糸巻き用回転芯、竹筬。その他は鯨のひげ、象牙、馬毛、鹿の角、猫革、フナネズミ(蒔絵筆)、羽根(能の道具)、胡粉、螺鈿用具、玳瑁(べっこう)、銘木(特に桑)、竹材(真竹)、研磨墨、研炭、駿河炭、桐炭、国産楮、生漆、木灰、トロロアオイ、ノリウツギ、天草陶石、砥の粉、緑青、本朱、弁柄、美栖紙、刻苧綿、漆刷毛、和銑(わづく)、鋸の目立、漆掻き道具(鉋、箆、鎌)、刷毛用金櫛、空木の釘、和紙政策用具(桁、簀、糸)、歌舞伎用和傘製作技術の他に、まだ未提出のものが多々あると思いますので分野を越えた横の繋がりの大切さを実感いたします。

 私の仕事の染織では糸や道具、用具類、そして参加している竹筬や竹でも、協力できる分野が多くあり、紙漉き用の木灰や用具用の絹糸、竹では和傘の職人さんと連絡を取りました。また竹筬や竹材で連絡が入るかも知れません。平成27年度は京都、28年度は東京、29年度は金沢です。可能な限り参加し、情報交換と交流を持ち、次に繋げたいと思います。



(2017.02.23 下村輝 記)














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