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(略称:竹筬研究会)
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 今年度より、私と第一合成の会員・宮垣さんとで機械化部門を作りました。幅取りと銑引きを唯一機械化された故・豊田義雄さんのお話しや映像より、その必要性を感じてのこと。その機械は日本竹筬工業に声を掛けた時には廃棄されており、経験のない我々が再現するには設計図面や機械製作者さがしと問題は山積みで困難で、義雄さん以外、実現できなかったことで、私達には実現不可能かもしれませんが、真弧(発掘物の実測を形取る道具)用の筬羽を必要とされている第一合成さんや竹筬研究会にとっても、すべてが手作業ではコストと製作枚数、精度で現状では多くの課題があり、機械化の方向は作業の簡素化、簡易化で絶対に必要と思います。

 日本竹筬工業の職人さんの各部門の技術を習得するには10年と話され、たとえ職人の教授があったといえ、竹筬製作に会員が掛ける時間を考えれば3年以上かかる各技術だと思います。義雄さんの機械の精度は1/100、熟練した職人で2/100、機械が熟練工より精度が高い、そこには竹の特性と職人さんの作業方法の限界があります。手作業での幅取りや銑引きでは最初6分を削り取り、次に残り4分を竹を返して削ります。竹は先端が細く、根元の方は太く、その方向で繊維が通っていますので、返して削るときには太い方から細い方へ刃物が繊維にそって内側に入る結果が2/100です。機械はローラーで引き込んだり、突き出し棒で押し出すので、いつも先の細い方から、元の太い方へと方向が一定で刃物が内側に入ることはなく精度は1/100です。機械の調整やセットは手作業の時も同様に必要ですが、機械は同じ動作を行いますので、誰でも少しの経験で作業できることになり、簡素化と簡易化が効率化になり、コスト削減と精度向上になります。

 手作業の技術習得には時間と経験の積み重ねの日々の努力の結果で、良い結果が出て技術が初めて評価されます。機械化は時間と経験があって、加えて機械の技能があっての機械化実現で、困難と失敗の連続だと思いますが、まず銑引きされた筬羽を8cm〜9cmに切断する技術のいる「羽切り」から挑戦いたします。







(2018.08.27 下村輝 記)












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