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(略称:竹筬研究会)
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羽切り工程:今は長尺の青丸竹を切り出してもらい、会で節落しして、16mm幅に割り、竹剥ぎした竹ベラを湯炊きして乾燥が会の作業に加わりました。その竹を二つ割りにして、最初の銑引き、荒引きし、幅取り、二番目が一番重要な二番引き、三番目の皮取り、四番目の上引きで厚みが決定、「千三」以上の薄羽は仕上げ引きもあります。銑引きや幅取りは最初6分を削り取り、反して残り4分を取ります。1回の工程は2度の羽を通す作業で、上引きまでに10回(仕上げ引きは12回)の刃物を通します。これだけの作業工程を経た長い状態の薄い羽竹を羽揃えして、重ねて筬の外天地(8cmや9cm)+2mmの長さに切断するのが羽切りで、用具が羽切り台です。押切りの原理で重ねた羽竹を必要な外天地の長さに切るのですが、刃物は銑引きに使用後の刀のように細くなった刃を利用、刃はか片刃で研ぎで少しだけ両刃的にしていますが、羽切りで切断面が逃げることを見越して羽切り台は制作してあります。左手で羽竹の束を保持し、右手の指で押さえての切断で、大変技術と経験のいる作業です。職人さんの半分の枚数を切ることも、会員にとって大変で、この羽切り切断が上手にできなければ、羽割れの原因になり、天地の不揃えになり、筬羽が不良になり、今までの作業が無になります。

 今、人に渡せる試作竹筬の羽竹の切断は西尾さんにお願いしていますが、この技術の伝承と次の後継者の育成の必要性を感じます。10月の研修でこの「羽切り」を西尾さんに講習いただき、会員が挑戦致しましたが、非常に大変で難しい作業でした。会の今年度の目標は、会員の筬羽引きの技術向上と提供竹筬の筬羽制作ですが、その次の羽切り工程もクリアーすべき重要な技術で、その技術を教授できる日本竹筬工業の職人さんは0です。羽切り技術の習得も会の次の課題で機械化はその一つの方法で試作を始めていますし、幅取りの機械化は岐阜の和傘職人、中村さんに相談を掛けています。



(2018.10.21 下村輝 記)


第6回「染織の素材+漆+竹筬展」
12月5日(水)〜11日(火)
11:00〜19:00
ぎゃらりい西利
075-525-7111
京都市東山区四条通祇園町南側
京つけもの西利祇園店4階
https://www.nishiri.co.jp/news/gallery/








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