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(略称:竹筬研究会)
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 現在、当研究会の竹筬制作の技術修得度はほぼ90%、あと10%は日々の研修技術を積むことで技術的にクリアーできる段階に来ていると思います。しかし、今クリアーすべき最大の問題、それは「絹通信#20」でも述べた原料の竹材3万8千本の内、良とする竹材は半数弱、あまりの結果に受け取ったのは8千本、3万本は返品し、再検査をお願いし、8千本も検査中という状況です。現在、研究会では以前より当たっておりました京都嵯峨野の竹に加えて、奈良の竹も検討することになり、先日現地調査にまいりました。京都の竹は質的に手応えを感じる竹材で発注することになりました。奈良の竹はNPO法人が管理されている竹林で、じっくりと良い竹林に育てないといけません。今は良い竹材が入手できたという条件付きの状態で、結城や宮古、越後といった文化庁が指定されたプロの職人さんの染織生産地の試作竹筬に挑戦し、一日も早く結果を出したいと思っています。

 8月に入り、具体的な動きがありました。23年度の国庫補助事業に申請する書類を竹筬研究会にも提出するよう連絡があり京都府教育庁指導部文化財保護課を通して、文化庁へ申請いたしました。竹筬研究会が国に直接に認知され、また一歩前進した、そんな思いで会員一同、竹筬復活と技術伝承をめざし、心新たに日々の研修に励みたいと思います。


(2011.08.17 下村輝 記)
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