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(略称:竹筬研究会)
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 10月の横浜シルク博物館、11月の地元岐阜県瑞穂市での「試作竹筬と織布展」も終わり、残り3ヶ月間、23年度に向けて、さらなる試織竹筬の制作に力を入れ、竹筬復活を目標に研修を重ねていく覚悟です。22年度の一番の成果は特別会員の豊田義雄さんとの交流で、1月に94歳に成られ、ご高齢ではありますが、月2回の岐阜での研修日の行き、または帰り、時には行き帰りともご自宅にお寄りして、会員が引きました筬羽の評価や道具も含めた竹筬製作におけるあらゆる助言をしていただき、その評価は大変厳しいものですが、その成果はもう少しで竹筬復活の一歩手前の状況、義雄さんの絶対的な評価をいただけた時、竹筬は技術的には復活したといえます。22年度の研究会の活動を振り返りますと、8年目にして、本物の道具、竹筬の重要性、そして的確な助言による経験と研修を積み重ねてこそ本物の竹筬とは何かということを自覚する1年でした。道具では一番重要な刃物、銑と金板の使い方、今までの銑は形だけをまねた刃物だったとはいえ、本物の竹専用の刃物職人さんに出会え、砥石もその本物の銑に合った青砥を購入できました。正直台もしかり、義雄さんの実物と助言をもとに会員・森武さんが試行錯誤し、自分に合った完成度の高い正直台を目指しております。筬羽規格表も約60項目ある約半数の30項目が、義雄さんのアドバイスで訂正が必要になりました。竹材も日本の山林が荒れている現状では決して良い状況ではなく、竹筬羽に適した竹材探しが今後も続きます。問題と困難はありますが、一つ一つをクリアーし、技術の積み重ねと確かな技術の裏付けがあって、初めて竹筬が復活したといえ、その日がそう遠くないことも実感しております。
 新しい動きもありました。2回目の地元での竹筬展を開催したことで、地元瑞穂市でボランティア活動をしておられる方のご助言で地元の市会議員の方、商工会、文化財保存審議会の方といった行政の方達に竹筬に対する認識を持っていただくことができ、来年度は地元の応援も少しは期待できるような状況になりつつあります。また、竹筬羽製作の技術を生かした考古学で埋蔵文化財の調査に使います形を写す用具・真弧(まこ)用の竹筬羽の製作依頼もあり、竹筬製作はもちろんのこと、以前から続けております絵絣台と合わせて研究会の研究テーマとして挑戦し、その技術を保存し継続していきたいと思います。また、いろいろな情報、ご意見を当研究会にお寄せください。



(2010.12.20 下村輝 記)
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