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(略称:竹筬研究会)
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 9月25〜27日、沖縄県立博物館・美術館1階講座室での第2回「試作竹筬による織布展」も無事終えることができました。一番竹筬の要望が強い沖縄での竹筬展と織布の出展者の半数が沖縄の各染織生産地の作品ということもあり、連日、90名前後の熱心な方々がお見えになり、竹筬の作り手と使い手が交流できた充実した3日間でした。今回の経験を基に来年2月に予定しています第3回「試作竹筬による織布展」の東京展をめざしたいと思います。今回の沖縄展では第一回の岐阜県穂積町(現・瑞穂市)での竹筬と織布展に新しく宮古上布・久米島紬2点・愛知県の間瀬邦子さん・南風原町の大城拓也さんの試作竹筬による織布も加わり、竹筬と織布が一層充実した作品展となりました。東京展ではさらに試作竹筬による織布の参加も加わり、一歩づつですが着実に研究会の技術が前進している実感があります。沖縄展では「製作・普及部」の千○と千百の竹筬を各2枚展示、まだ試織も兼ねての有料譲渡ではありますが納品、今後はさらに千二・千三を製作、また、主に木綿用の九○・八○も製作中です。まだ試織を兼ね、多く試織をしていただける染織家の方々を最優先に、研究会の賛助会員として応援していただいていた方々へと順次、有料で譲っていますが、最低一枚の筬で10反以上を織っていただき大丈夫というお返事をいただけた折りには一般の染織家の皆様のご要望にもお応えできると思います。その研究会の体制作りと併せて、研究会が製作し譲渡できる竹筬の精度と目標レベルは以前の自分用の竹筬という精度ではなく、他の人に譲り使っていただく、職業としての染織家・染織産地の使用に耐えうる精度をめざしたいと思います。具体的には宮古上布・越前上布・小千縮・喜如嘉の芭蕉布・久留米絣といった文化庁が認定された技術の高い染織産地と、最大の需要が望め最高の竹筬技術を要求される大島紬での職人さんでのOKがいただけるレベルでの精度を最終目標にいたします。その中で筬密度、鯨寸間39羽の久留米絣・松枝哲哉さんの竹筬を会員の西尾一三さんと戸区別会員の大橋滋さんで挑戦され製作、併せて松枝さんより要望のありました絵台用の竹筬を会員の角浦節子さんが挑戦、製作され、11月末には納品、その結果を待ちたいと思います。今後の研究会の活動は竹筬の精度を上げるための各染織産地の調査・豊田義雄さんがよく言われる筬羽引きの機械化のための調査と開発と製作に力を入れ、良い竹筬をできるだけ多くの皆様に使っていただき、竹筬製作の若い職人と竹筬を使用する染織家の双方が成り立つ研究会のあり方を確立していきたいと思います。

(2009.10.22 下村輝 記)

染織と生活社『染織情報α』2009年12月号より
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