(略称:竹筬研究会)
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 2月8日、岐阜県の竹切り職人・岡さんに1月に切っていただいた長尺の丸竹が入荷、岡さんを含めた会員有志で節を落とした竹筒にする作業で、これには去年購入した押し切りタイプの電動丸ノコが威力を発揮いたします。私は12月に届いていた山口県の竹加工機械メーカーの電動の幅割り機と一定の幅取りと厚み剥ぎが一度にできる機械の調整運転を初めていたしました。半割りした丸竹を幅割り機で8mmに割り、次にその8mm幅の竹を幅取り6.5cm、厚さ約1.2mmに剥ぎ取る作業で、結果は初めてにしては十分すぎる結果、まだ調整や機械的に工夫をして改良すべき点はありますが、竹材として十分精度の高い原材料が自分達の手で作り出せる手応えを感じました。今まで竹材店が加入し入荷していた竹材が、自分達で加工しなくてはいけないことになり、新たな作業が増えたのですが、その分、原材料から吟味し選別して加工して使用できる利点は、増加した作業以上に竹筬にとって良い結果に繋がることだと思います。 2月16日の研修日に昨年依頼していた京都府の竹材2500本が入荷、検品したところ、3割に幅不足や割れ、信じられない結果で、これで竹材店よりの竹ベラはほぼ全滅です。竹林に人手が入らず、竹切り職人さん、加工職人さん、竹材店の連携が十分に取れておらず、規定の寸法品が納まらない竹材の現状に失望いたしましたが、原料が良くなくては、良い製品はできないとの思いで、竹材店には頼らず、切り出し職人さんとの連携を大切にし、勉強させていただき、将来的には自分達で良い竹材を選別できる目と切り出せる能力を身につけないといけない時代になる覚悟で、今後はやっていこうと思います。 今年度は良い竹材を選び、技術の精度を上げること、私の仕事は竹材加工の機械化と次の工程の精度を必要とする義雄さんが製図を書き製作され機械化された荒引き以後の機械の復活です。千四の竹筬羽の機械をされた精度の高い義雄さんの筬引き機械を目指したいと思います。まず山口の2台の機械を使い精度の高い幅6.5cm、厚さ1.1mmの原材料の竹ベラ作りから始めたいと思います。 (2012.02.21 下村輝 記) PR |
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