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(略称:竹筬研究会)
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 我々が教授いただいている旧・日本竹筬工業の竹筬羽作りの加工手順は、竹材店で幅16mm、厚み2.8mmの竹ベラを約4種類の規定の長さに切りそろえ、500本を一束として送られてきます。それを簾状に竹編みし天日乾燥→二つ割りで8mm幅→荒引きで約1mm強の厚み→幅取りで約6.5mm幅→二番引き→皮取り→上引き→羽揃え→羽切りと進みます。ここまでが工程(1)で、工程(2)が竹筬羽の仕上げ加工、工程(3)が組上げ加工で竹筬が完成いたします。

 その工程(1)の前の良質な竹筬と竹材加工が困難になりました。日本の竹加工や竹工芸が衰退した結果、竹林が荒れ、竹切り職人さんを始めとしての後継者問題など、多くの課題はありますが、幸運にも地元の岐阜県で竹切りだけの職人ですが出会え、昨年より竹材を切り出し、今年もまたお願いしました。したがいまして、切り出され節間が5〜6ヵ所ある長い丸竹の竹ベラまでの加工は研究会がしなくてはならない状況、そこで山口県萩市の竹加工機械メーカーに発注、先週3度目の萩市訪問になりました。

 竹切り職人さんから送られてきた長い丸竹を電動丸ノコで節を落とした円筒の竹筒にいたします。その竹筒を二つ割りして加工機械に掛けます。まず、規定の幅に小口から割っていく機械、クランクにより刃が落ちる構造の幅割り機で、本来は16mm幅の竹ベラを二つ割りにして8mm幅にしていましたが、この機械では最初から8mm幅で割れ、二つ割りの手作業が機械化できました。次の荒引きと幅取り工程は2台目の機械、厚みを2.8mmに竹を剥ぐことと幅取り約6.5mmは正確に取れ、剥ぐ厚みも試験では約1.5mmの厚みまで、ほぼ正確に剥ぎ取れていましたので、調整次第では、荒引き工程を省略でき、いきなり一番重要な二番引きに入れる可能性もある今回の機械です。青竹の半割した丸竹を、この2台の機械で加工できますと、竹編みし約1ヶ月間天日乾燥していた工程と時間が短縮でき、作業も楽になり、場所も広くはいらないことになり、原材料で湯炊きして油抜きをしていた工程も、この薄い竹ベラで処理しますち大変省力化できることになります。機械の設置は1月に入ってからですが、大いに期待しています。




(2012.12.20 下村輝 記)
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