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(略称:竹筬研究会)
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  地元、岐阜県の竹切り職人さんによる、節が5〜6ヵ所ある長さの丸竹、そして奈良のNPOの丸竹は現在、研修場で会員が電動丸鋸で節を落とし、長さ別の丸筒に加工、それをナタなどの刃物で一定の幅と厚みの竹ベラに手作業で加工しています。今まで竹切り職人さんや竹材店が加工し、納まっていた部門の加工作業ですから、その作業量と、竹材ゴミは大変で、将来的には機械化が必要、今年度は山口県の竹加工メーカーとの往復が多くなると思います。現在は会員が手作業で時間を掛け加工、その原料の原点に近い所の作業を自らすることで、大変さとは引き替えの新しい発見や発想もあります。長さ32cm〜40数cmに数種の長さに加工、丸竹を自ら加工することで、丸竹の太さも管理が可能、太さ別でも竹材選別加工ができ、用途(薄羽の竹筬、厚羽の竹筬)別に竹材を使用できます。例えば、節間は短い、径の太い根に近い竹材は薄い筬羽を使用する経糸本数1200本以上の竹筬を作る筬羽に使用すると、径が大きい分、限りなく皮を薄く取れることで、薄い筬羽でも丈夫な筬羽ができ、竹質も根に近い部分と先に近い部分がまざることなく、根に近い部分だけの一定の竹質での筬羽を作ることができます。

 竹林に人の手が入らず、竹質が悪くなっていく現状で、それに替わる質を上げる工夫や新たな加工技術の革新がなければ、以前のような竹筬の精度の維持はできないと思います。一つ加わった大変な作業なのですが、そこから見えてきた一つの成果でもあります。

 24年度も国直接の助成金600万円の内定をいただきました。今年度は全国の織物グループ、織物組合の研修グループに試作の竹筬を無償提供し、竹筬の良さを体験し認識していただきたいと思います。まず厚い筬羽の経糸1000本以下の木綿のグループから始め、1000本以上の絹の織物産地の研修グループ、最終は織物産地の織職人さんの評価へと進んで結果を出したいと思います。


(2012.04.22 下村輝 記)
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