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(略称:竹筬研究会)
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 平成12年、一人の竹筬羽作りの職人さんがお亡くなりになり、全国の竹筬製造は中止となりました。ある日突然、竹筬は入手出来なくなりました。当時、竹筬はすでに存続の危機にあったにもかかわらず、それを必要とする人達には伝わっていませんでした。今、竹筬と同じ事が金筬でもおきようとしています。
 
 金筬を作っている筬屋の数は現在、最盛期の十分の一以下に激減しています。その原因はいくつかありますが、大きく言えば日本で織物が作られなくなり、経営が成り立たなくなったことが挙げられます。その為、後継者も居らなく、筬屋の多くは60・70代という年齢でいつ廃業を決意されてもおかしくありません。また、筬を作る材料屋も同様の状況にあり、リードワイヤー(筬羽)屋は次々と辞めてしまい、今では残り2軒(去年までは5軒)となりました。果たして10年後、筬は作れる環境にあるのでしょうか。

 筬は織りには欠かせない部品です。今後も安定供給をするにはそれなりの仕事の量と価格が必要です。ただ悪戯に安さを競い合ってもおそらく皆共倒れになるでしょう。いえ、正確にはすでになりつつあり、今がその結果です。市場原理、企業努力だけでは竹筬と同じ道を辿りかねません。その様にならない為にも織物にかかわる方々の協力を得て、意図的に仕事を集約し、ある程度、特定の企業を存続させていこうとする全体の意思の必要性を感じています。筬の購入の際は少しでも「筬の存続」を考えて頂ければうれしく思います。

 愛知県 蒲郡市
 有限会社 筬熊リード製作所 
  小嶋孝幸




■ 紹介

 小嶋さんには、金筬製作の技術を生かして、竹筬羽の仕上げと組み立ての工程を担当してもらっています。60・70歳代がほとんどを占める竹筬研究会の正会員の中で、数少ない30歳代の若手会員として、日々努力してもらっています。
 
 現在、金筬は機械織り用のものを主流に作っておりますが、手織用の金筬作りも期待するところです。

 竹筬研究会 会長
  下村輝
 
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竹筬研究会広報担当:今村(鳥居)
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